(台北中央社)製油大手、中聯油脂が製造した食用油から基準値を超える発がん性物質ベンゾピレンが検出された問題で、衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は14日、上流から下流まで、全ての検体が検査に合格することを流通再開の条件にするとの原則を発表した。
これまでに中聯油脂が製造した油を使用した大豆サラダ油5ロットで異常が見つかっており、計5756.7トンの問題の油とその油を使用した製品が撤去・回収の対象になっている。食薬署は13日までに、問題の油と関連製品1641.4トンを回収した。食薬署は問題の油を使用した製品の流通先を全面的に調べ、関連商品の撤去・回収指示を進めている。
食薬署は今後の流通再開について、食品の安全確保を前提に、「油の供給源と製品分類ごとに管理、全ロットの安全確認、上下流での検査結果の照合」の三つを原則にすると発表。中聯の供給先である食品メーカーの泰山や福寿実業、FOPCO(福懋油脂)の3社の油製品52件と、それらの油を使用した製品321件について検査を行い、1週間以内に完了させる方針を示した。
食薬署の王徳原副署長は、最終製品の検査で1件でも不合格になった場合、対応する上流の同一ロットの油を使用した全ての下流製品は、個別の製品検査で合格であっても流通を再開できないと説明した。