(台北中央社)農業部(農業省)は12日、台風9号による農作物や農業施設の被害額が、同日午後5時までの統計で2034万台湾元(約1億272万円)に上るとの推計を発表した。中部・苗栗県で全体の約77%に当たる1572万元(約7939万円)の被害があった。
中央気象署(気象庁)によれば台風9号は、11日午後に北海岸から約210キロの海上を通過。風速13.9メートル以上の強風域は半径が一時380キロと近年ではまれに見る大きさとなり、台湾本島の北側ほぼ半分が強風域に入った。西部と各地の山間部で雨量が多く、特に北部(苗栗県を含む)の山間部で顕著となった。
農業部によると、苗栗県に次いで被害額が大きかったのは、北部・新北市の203万元(約1025万円)、中部・台中市の128万元(約646万円)だった。
農作物の被害面積は199ヘクタール。作物別の損失額は柿が1216万元(約6140万円)で最も大きく、ナツメ、ゴーヤー、一期作の水稲、食用トマトと続いた。
同時点で畜産物、水産物、林産物の被害は報告されていない。