(台北中央社)中度台風(台湾基準)台風9号は11日正午現在、台北の東北東約250キロの海上を時速25キロで、北西から北北西に向きを変えながら進んでいる。中部・台中以北と同・南投、東台湾の陸地が風速13.9メートル以上の強風域に入った。中央気象署によると、雨は日中時間帯に最も激しくなるものの、夜に台風が台湾北側を通過すると北部の雨は弱まる見通し。
台風9号の中心気圧は960ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は38メートル。最大瞬間風速は48メートル。中心から半径350キロ以内が風速13.9メートル以上、半径120キロ以内が風速24.5メートル以上の強風域となっている。
気象署気象予報センターの林伯東科長は11日午前の会見で、陸上台風警報の対象地域は中部・彰化以北、南投、東台湾、離島・馬祖で、今後範囲が拡大する可能性は低いとの見方を示した。
一方、強風域は当面、半径350キロを維持すると指摘。台風の中心は午後から夜にかけて台湾に最も接近するとみられ、地形の影響を受けて夜には勢力が弱まり、強風域も縮小する可能性があるとした。
雨は北部や中部、南部で顕著になっている。11日は午後0時半までに観測された雨量が、北部・新竹県尖石郷で395ミリ、中部・苗栗県南庄郷で375ミリ、中部・雲林県古坑郷で370ミリを超えた。
また、夜には風向きが西寄りや南西寄りに変わり、中部や南部の山地では雨が続くと指摘。各地の雨が全体的に弱まるのは12日日中から夜にかけてになるとしている。