2026年雲林県産スペシャルティコーヒー豆品評会の表彰式が6月29日、古坑郷農会(農協)DIY教室で生豆の商談会と併せて開催され、会場にはコーヒー愛好家や専門店、バイヤーらが多数来場しました。特等賞を受賞したコーヒー豆の競売は、陳璧君副県長が競売人を務めるなか、激しい競り合いとなり、y&m Coffeeと豊潤股份有限公司がそれぞれ1キロ当たり2万台湾元(約10万円)、2万6000元(約13万円)で落札しました。また、ゲイシャ部門の頭等賞は1キロ当たり3万元(約15万円)の記録的高値で鴻捷営造有限公司が落札するなど、会場は活気に包まれました。
雲林県古坑郷は台湾を代表するコーヒー産地の一つとして知られており、100年以上の栽培の歴史を持つことから「台湾コーヒー発祥の地」とも称されています。近年は高級品路線への転換や生産履歴認証、国際的な品評制度の導入を通じて、品質と国際的な知名度の向上を図っています。
陳璧君副県長は、今年の品評会はウォッシュド部門、その他精製部門、ゲイシャ部門の3部門で実施され、県内の多くのコーヒー農園が参加したと説明。国内のプロのカッピング審査員と焙煎の専門家で構成された審査チームが、国際的なスペシャルティコーヒー品評基準に基づいたブラインドテストを実施し、香りや風味、酸味、甘み、後味、バランスなどの項目を厳正に採点して、その年を代表する高級ロットを選出したと述べました。
古坑郷農会は、今年の品評会の最大の特徴はコンテストだけでなく、国際市場向けの販路開拓を併せて行った点にあると紹介。2026年5月に産地代表団を率いてタイ・バンコクで開かれた「ワールドオブコーヒーバンコク」に参加した後、古坑コーヒーは日本や東南アジアの国際的なスペシャルティコーヒー市場から注目を集めているとPRしました。さらに最近では、日本の専門コーヒーバイヤーが古坑産のスペシャルティコーヒー生豆を仕入れるなど、古坑コーヒーの品質が国際市場で徐々に認められていることが示されているとしました。
陳璧君副県長はまた、農家のさらなる収益向上を狙い、今年の商談会には全国のスペシャルティコーヒーブランドや焙煎業者、喫茶店、バイヤーを招いたと言及。会場では今年の受賞ロットの試飲ができる他、公開競売や入札、価格設定によるマッチングなどを通じて、透明性が高く市場価値のある取引プラットフォームを構築したと話しました。今回の商談会における成約額は120万元(約600万円)を、販売量は350キロをそれぞれ超え、平均成約単価は1キロ当たり約3200元(約1万6000円)となり、市場から古坑産スペシャルティコーヒーへの高い評価が示されたと語りました。
雲林県政府農業処は、コーヒー産業は古坑の特色ある重要な産業であるだけでなく、雲林県農業のレベルアップを象徴する産業でもあると説明。品評制度による品質基準の確立や商談プラットフォームによる市場価値の創出、海外展示会や国際バイヤーとの連携を通じ、「雲林古坑スペシャルティコーヒー」のブランドイメージを少しずつ確立し、台湾コーヒーを世界へ発信していくとしています。
2026年雲林県産スペシャルティコーヒー豆品評会の結果
【ウォッシュド部門】特等賞 林王春花 90.64点
特等賞 郭亮志-嵩岳咖啡荘園 90.07点
【その他精製部門】特等賞 郭亮志-嵩岳咖啡荘園 90.50点
頭等賞 老呉咖啡荘園 88.71点
【ゲイシャ部門】頭等賞 永舜咖啡荘園 89.07点
頭等賞 永舜咖啡荘園 88.86点
頭等賞 古峰咖啡荘園 88.21点
頭等賞 永舜咖啡荘園 88.21点
頭等賞 永舜咖啡荘園 88.21点
発信者:雲林県政府