(台北中央社)中国海軍の原子力潜水艦が6日午後、太平洋に向け模擬弾頭を搭載した戦略ミサイルを発射した。総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は同日夜、中国がミサイル発射によって国際社会を威嚇しようとしているとして「厳正な非難」を表明した。
郭氏は、中国政府が地域間において各種軍事演習を絶え間なく実施していると同時に、周辺の国々に対しグレーゾーン作戦や海上での脅迫を行っていると言及。北京当局の行為はインド太平洋地域や国際社会に不安を与えており、西太平洋で勢力を拡張しようとしている意図は日に日に顕著になっているとの見方を示し、中国に自制を呼びかけた。
外交部(外務省)も同日夜、中国を非難する声明を発表した。中国による戦略ミサイルの発射実験は、軍事的な威嚇を政治の道具としていることを改めて示しているとし、地域の平和と安定に寄与しないだけでなく、周辺国家の中国の拡張に対する憂慮をも深めていると指摘した。
その上で、台湾は国際社会の責任ある一員として理念の近い国々と密接に協力していくとし、台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を守っていくとの立場を示した。