(台北中央社)台湾の北東の海上を通過した台風9号の影響で、12日午前7時までに台湾全土で134人がけがをした。死者や行方不明者は出ていない。中央災害対策センターが同日午前に開いた報告会議で明らかにした。各地で街路樹の被害や土砂災害なども報告されている。
けが人を県市別に見ると、南部・高雄市の29人が最多で、中部・台中市が23人、同・彰化県と北部・桃園市、南部・台南市がそれぞれ12人と続いた。オートバイや自転車の運転中に転んだケースや、防災作業中の事故などが多く、重傷者は出ていない。
また、6人は外国人で、国籍別ではインドネシアが3人、ベトナムが2人、フィリピンが1人。
各種被害は3004件が報告された。このうち街路樹が1426件、民生・インフラが828件。いずれも北部や中部の県市で被害が目立った。土砂災害は72件で、このうち26件は北部・新竹県で発生した。
▽交通への影響、一部で残る
同会議での交通部(交通省)の報告によると、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)や各地のメトロ(MRT)は、12日は始発から全線で通常通り運行している。
台湾鉄路(台鉄)は、支線の内湾線で土砂災害があり、修復作業を行っている。午後5時の運転再開を予定している。同線を除くと、支線の平渓線が午前9時から、その他の全線は始発から通常通りの運行となっている。
空の便は国際線73便、国内線51便の欠航が決まっている。