(台北中央社)台湾のスターラックス(星宇)航空は9日、現代美術家の空山基氏とコラボレーションしたエアバスA350-1000型機の特別塗装機2機のうち、シルバーを基調にした「エアソラヤマ・シルバー」を12日に台北(桃園)―東京(成田)線で初就航させると発表した。同社の張国煒董事長(会長)が操縦を担当する予定。また、モデルで俳優のKōki,さんが出演するイメージムービーや新たな機内安全ビデオも公開した。
同機は同社が展開するコラボプロジェクト「STARLUX AIRSORAYAMA」(スターラックス・エアソラヤマ)の一環として導入される。3日にフランスで引き渡しを受け、5日に桃園国際空港に到着した。今後米フェニックス線、チェコ・プラハ線にも投入される予定で、10月1日からは関連グッズなども正式に提供される見通し。
張董事長は、同機が複合材製機体であるため、従来の金属製機体とは異なり、メタリックな質感を表現するのが非常に難しかったと説明。金属塗料を塗り過ぎると通信や衛星利用測位システム(GPS)の性能に影響が及ぶため、完成までに長い時間を費やしたと説明した。
また、同社が比較的新しい会社であることに触れ、従来とは異なるラグジュアリーな航空会社を目指しているとし、乗客に新たな体験を味わってもらいたいと強調。これまでの特別塗装機は商業色が比較的強かったとしつつ、今回は他社ができなかったものを作りたいと考え、その理念が空山氏と一致したと語った。
▽増便と新路線の開拓に注力
特別塗装機の導入により、同社の保有機材は計34機に達する。今後は既存路線の増便を進める他、新路線の開拓にも注力する予定だ。
下半期については、7~8月の座席供給数が前年同期比で3割以上増加し、予約件数も57%増になっていると説明。全体の売上高も約2割増が望めるとした他、9月の閑散期の予約状況も前年同期を上回っているとした。
来年上半期にはスペイン・バルセロナやスイス・チューリヒへの就航を計画しているのに加え、米ニューヨークやダラスへの就航も検討しているという。
