(台北中央社)米メディアは1日、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が米アリゾナ工場の規模を倍増させるとトランプ米大統領が発言したと報じた。龔明鑫(きょうめいきん)経済部長(経済相)は2日、米国で建設が進んだとしても、台湾の工場の数を上回ることはないとの見方を示した。
米メディアによれば、トランプ氏は1日、世界最大の半導体製造企業がアリゾナに建設中の工場の規模を倍増し、トランプ氏の任期満了時には半導体市場における米国のシェアは50%に達するとの見通しを示した。
TSMCは台湾を守る「護国神山」と考えられており、米工場の規模拡張でその地位が揺らぐことを懸念する声が上がっている。龔氏は2日、報道陣に対し、TSMCが現在公表している計画によれば、国内の工場は稼働中と計画中のウエハー工場に先進パッケージング技術「CoWoS」工場を加えると、16拠点に上ると説明。「米国でどれほど建設しても、この数字に及ぶことはあり得ない」と述べた。
▽経済部、TSMCの米子会社増資を承認 200億米ドル
経済部(経済省)投資審議司は同日、TSMCが米子会社に200億米ドル(約3兆2000億円)の増資を行うことを承認した。資金は12インチウエハー工場と先進パッケージング工場の建設に充てられる。
TSMCの米子会社への投資計画が承認されるのは6度目。承認された米工場への投資金額は累計で440億ドル(約7兆1000億円)に達した。

