(台北中央社)九州から台湾、フィリピンに至る「第1列島線」周辺で、過去最多となる110隻以上の中国艦船が確認されたことに関し、情報機関、国家安全局の蔡明彦(さいめいげん)局長は6日、現在、西太平洋で中国人民解放軍海軍の四つの編隊が活動しているとし、中国による海上での艦船の動員は増加傾向にあるとの認識を示した。
総統諮問機関、国家安全会議の呉釗燮(ごしょうしょう)秘書長は4日、中国が第1列島線に沿って大規模な海上兵力を動員し、台湾はすでに過去最多となる110隻を超える中国軍艦と海警船を確認したと自身のX(旧ツイッター)に投稿した。これは「拡張主義の明確なシグナル」だとの見方を示した。
蔡氏は6日、立法院(国会)外交・国防委員会出席前に報道陣の取材に応じた。
中国海軍の活動について、毎年7月から9月にかけては特に戦区レベルの定例軍事演習が活発化する時期だと説明。今年の軍事演習で例年と異なる特徴がないかを観察していくとした。また、現在確認されている4編隊の配置については、南太平洋に一つ、奄美大島の南に二つ、フィリピン東部のサンタ・アナ沖に一つ展開していると明かした。