コラム

台北で街歩きをしていると、「中山」や「天津街」、「青島東路」、「南京西路」といった中国にゆかりのある道路名や地名を目にすることがある。このような名称は台湾全土に点在し、地元住民らに親しまれている一方で、民主化を経て改称を求める声も繰り返し上がっており、台湾の複雑な事情が垣間見られる。

中央社が台湾や世界各地で今年（1～11月）撮影した4万7000枚超の写真の中から、印象に残る写真や象徴的な写真を月ごとに紹介する。

戒厳令下の「白色テロ」が行われた民国40年代（1951～60年）の台湾を舞台にした映画「大濛」(A Foggy Tale）が大きな反響を呼んでいる。激動の時代を生きた人々の優しさや勇気を、誠実にすくい取った作品だ。

台北市内にある名門校の一つ、台湾師範大学。日本統治時代のエリート養成校で、李登輝（りとうき）元総統を輩出した台北高等学校（台高）があった場所に第2次世界大戦後に設立された。校内には日本時代に建設された校舎が複数残る。建て替えが計画されながらも、有志の取り組みで解体を免れた校舎もあり、普段は語られることのない、一つ一つの建物の歴史や物語を学生らに伝える取り組みも行われている。

華人・華語映画の祭典「第62回ゴールデン・ホース・アワード」（金馬奨）授賞式が11月22日に台北市の台北流行音楽センターで開かれ、会場前で行われたレッドカーペットイベントには多数の俳優や監督、関係者らが登場した。会場を沸かせたスターたちの姿を写真で振り返る。

華人・華語映画の祭典「第62回ゴールデン・ホース・アワード」（金馬奨）授賞式が22日、台北流行音楽センター（台北市）で華やかに開かれた。華語映画界で最も権威のある映画賞の一つとされる金馬奨。今年の授賞式とレッドカーペット、授賞式に先駆けて開かれた台北金馬映画祭の主なトピックスを紹介する。

北部・新北市板橋区の街を舞台にした恒例のイルミネーションイベント「新北クリスマスランド」が14日夜、開幕した。来月28日まで45日間、色とりどりの光が板橋の街を明るく包む。

台湾原住民（先住民）族パイワン族のグループが9月、フランス・パリの国立東洋言語文化学院（INALCO）で行われたシンポジウムに参加し、20年の歳月を費やして受け継いだ民謡を披露した。メンバーはまず普段着で登場し、その後、民族衣装に着替えて歌唱を行った。これには主催者の特別な思いがあるという。

台風26号が台湾に近づいており、中央気象署（気象庁）は12日夕方から夜にかけ、南部・高雄市と屏東県の一帯に上陸すると見込んでいる。

今年で60回目を迎えた台湾のラジオ・テレビ番組賞「ゴールデン・ベル・アワード」（金鐘奨）。文化部（文化省）影視・流行音楽産業局が主催し、台湾で最も権威ある放送賞として大きな注目を集める。本記事では、10月18日に開催されたドラマの部の授賞式の模様を紹介する。