(台北中央社)中部・台中市の中聯油脂が製造した食用油から基準値を超える発がん性物質のベンゾピレンが検出された問題。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は7日、問題の食用油を使用した232商品のリストを公表した。コンビニ向け食品や大手食品メーカーの調味料などが含まれている。
問題の食用油は計1300トンが泰山や福寿実業など食品メーカー3社に供給され、18商品、30ロットに影響が出ている。これらの商品を使用した企業は360社に達している。
食薬署は、ウェブサイトに特設ページを設置し、随時情報を更新。問題の食用油を使用した商品のうち、43.278トンが回収されたという。聯華食品工業では、コンビニ向け食品など約80商品が影響を受けた。
石崇良(せきすうりょう)衛生福利部長(保健相)は8日、中聯が製造したこれまでの全ての食用油について、ロットごとの再検査を命じた他、業者にも自主検査の強化を求めたと説明。その上で、7日夜には泰山製造の食用油から、新たに基準値を超えるベンゾピレンが検出されたとし、現在流通経路や対象ロットの特定を進めていると語った。
また、すでに検察が通報の経緯から製造工程までに問題がなかったか捜査を行っていると指摘。問題の食用油だけでなく、中聯が4~6月に製造した全ての食用油についてもロットごとに再検査するとし、結果が判明次第公表するとした。
その上で、食薬署の職員を他の食用油製造工場や地方の衛生当局などに派遣するとともに、市場でも抜き取り検査を実施するなどして、食用油の安全確保に努めるとした。