(バンコク中央社)中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ中米ベリーズのジョン・ブリセーニョ首相が14日、中央社のインタビューに応じた。台湾との外交関係維持に対する支持を理由に、中国がベリーズ外相への制裁を実施したことについて、この制裁が台湾との関係に影響を及ぼすかとの問いに「絶対にない」と断言し、「むしろ台湾を引き続き支持していくという決意をより強いものにした」と語った。
国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が12日からタイのバンコクで開催されており、ブリセーニョ首相は各国の代表と共に総会に参加している。
中国は12日、ベリーズと南米パラグアイの閣僚に対し、中国内の資産凍結を含む制裁を発表。ベリーズはフォンセカ外相が制裁の対象とされ、その理由について「一連の悪質な言動によって、中国の核心的利益に損害を与えた」などと中国は主張した。
中国による制裁について、ブリセーニョ首相は「深く懸念し、失望している」と表明。ベリーズは独立した国であり、自らの判断で物事を決めることが認められるべきだと訴え、「台湾と共に歩むことは正しいことだと信じている」と述べた。
その上で、中国のような大国がこのような措置を取ることは「必要のないことで正当性もなく、間違っており、違法だ」との認識を示した。
また、台湾の経済力や技術力の高さ、充実した医療、教育制度に触れた上で、台湾はどのような基準や指標で評価しても一つの国だとし、国連をはじめとしたさまざまな国際機関から承認されるべきだと指摘。台湾のために引き続き声を上げていく姿勢を表明し、外交面にとどまらないより幅広い分野での協力を強めていきたいと意欲を見せた。

