(台北中央社)経済部(経済省)は14日、台湾の石油元売り大手、台湾中油が米開発事業者と合意し、米アラスカ州の液化天然ガス(LNG)を毎年600万トン調達する計画だと発表した。投資額は最大44億米ドル(約6964億円)となる見通し。早ければ2032年にも台湾内でのLNG供給に使用される。
台湾中油のアラスカLNG調達を巡っては、トランプ米大統領が13日、アラスカ州のパイプライン計画で産出されるLNGの30%を台湾が今後20年間にわたり購入することで合意したと表明していた。
経済部は報道資料で、台湾中油は昨年3月、台北で「アラスカLNG売買・投資意向書」に調印し、1年半近くにわたる集中的な協議と慎重な評価を経て、米開発事業者との間で大きな進展があったと説明。現時点での計画では、アラスカのLNGを毎年600万トン調達することやプロジェクト開発への参加で協力する方針だとした。
また、長期的なエネルギー調達とプロジェクトへの投資を通じて、LNGの供給源を増やし、供給調整の柔軟性を高めることで、台湾のエネルギー強靭(きょうじん)性をさらに強化するとともに、台米連携を深化させるとした。アラスカのLNG計画には地理的優位性があり、太平洋航路を通じて台湾に直接輸送できるとし、LNGの輸送ルートや地政学リスクを分散することにもつながると説明した。