アプリで読む
ダウンロード

東京で台湾「生活工芸」特別展 竹やイ草、バナナ繊維など使った作品紹介

2026/10/03 13:25
東京・虎ノ門の台湾文化センターで開催中の特別展「伝統から未来へ 時を超える台湾生活工芸」=10月1日(台湾文化センター提供)
東京・虎ノ門の台湾文化センターで開催中の特別展「伝統から未来へ 時を超える台湾生活工芸」=10月1日(台湾文化センター提供)

(東京中央社)台湾の生活工芸を紹介する特別展「伝統から未来へ 時を超える台湾生活工芸」が1日、東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)台湾文化センターで開幕した。竹やイ草、バナナ繊維などの素材と原住民(先住民)族の工芸や現代デザイン、ファッション美学が融合した作品40点超を展示し、台湾の生活工芸が時代を超え、絶えずイノベーションを続けている多様性を表現している。同センターは、伝統から未来をつくる工芸家の情熱と想像力を体感できるとしている。

特別展は、台湾文化センターが主催した。台湾工芸研究発展センターや日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が協力している。1日に開かれた開幕式には台湾文化センターの曽鈐竜(そけんりゅう)センター長、誠品生活日本橋を運営する有隣堂の松信健太郎社長、キュレーターで作家の平野久美子さん、台日双方の工芸、デザイン、クリエーティブ関連業界の関係者らが出席した。

会場では、台湾各地のさまざまな素材や技法を使って創作された作品の他、日本のコレクターが集めた台湾の工芸品を展示。ビンロウの葉を使った照明や藍染めの素材を用いた掛け時計、スズの茶器、酒器、マドラー、台湾杉の屏風、竹製の歯ブラシ、バナナ繊維の手提げ、イ草のパナマ帽など、伝統工芸を現代生活に取り入れる可能性を示している。

曽センター長は、自身にとって工芸文化とは、人や天然資源、歴史的境遇、美しさを連想させるものだと指摘。これらの要素を台湾に照らし合わせると、多様で豊か、独自性と物語性に満ちた文化的特徴が浮かび上がると語った。

松信氏は、台湾の工芸品は伝統を重んじる一方で、創作者やデザイナーの個性、現代的な思考が交じり合い、伝統とモダンが融合した独特の魅力があると紹介。特別展を通じ、より多くの日本人に台湾の工芸品を知ってもらい、台湾や台湾人への理解をさらに深めることで台日交流が促進されることに期待を寄せた。

平野さんは、台湾の工芸には人々の土地に対する深い思いや革新的な創造力、コミュニティー同士の密接なつながりが込められていると説明。工芸の視点を通じて改めて台湾を知るとともに、台湾文化の深さと豊かさを感じたと語った。

特別展は30日まで開催。期間中には関連イベントとして、台湾と日本の専門家による講演会の他、イ草工芸や台湾原住民族パイワン族に伝わるトンボ玉作りを体験できるワークショップも開かれる予定。

(戴雅真/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
97