(台北中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は29日、中国海警局の船2隻が同日午後に台湾東部海域で「法執行パトロール」を実施したと発表した。同署は、中国は台湾周辺のいかなる海域に対しても管轄権を有していないと訴えた。
中国海警局はこの日、「中国台湾島以東海域における定例の法執行パトロール」を実施すると主張。同日午後4時ごろ、中国海警局の船2隻が台湾東部沖に浮かぶ緑島の北東約97カイリ(約180キロメートル)地点と蘭嶼の東方約146カイリ(約270キロメートル)地点でそれぞれ活動しているのを確認し、同署の巡視船などが監視に当たった。
同署は、中国が悪意をもった政治的な操作を目的に、「中国台湾島」や「法執行パトロール」などと虚偽の情報を一方的に主張していると指摘。一方的な現状変更の試みによって、ルールに基づく国際秩序を破壊しているとして「厳正な非難」を表明した。
同署は、今後も必要なあらゆる手段を講じて国家主権を断固として守り、わが国周辺の海域の安全を確保するとの立場を示した。