(台北中央社)台北市内でこのほど、迷子となった小学校低学年ほどの日本人の男児に日本語が得意な警察官が対応し、無事に保護者に引き渡した。同市政府警察局大同分局が27日までに報道資料で紹介した。
男児が国立台湾博物館鉄道部園区の前に一人で立っているのを見かけた一般市民が、警察に通報した。警察官は当初、男児に中国語で名前などを尋ねたが反応がなく、服装や様子から外国人だと推測。日本語で話しかけると、緊張していた表情が一気に緩んで事情を話し始めたという。
その後、近隣の駅の案内所から「日本人旅行者がはぐれた男児を探している」との連絡が入り、男児を母親に引き渡すことができた。母親は、台湾の警察官が流ちょうな日本語でコミュニケーションを取ったことで子供が安心できたとして感謝を伝えた。
同分局はこの他、路線バス車内にカメラを忘れた日本人観光客の事案も紹介した。観光客の女性は今月15日に北部・新北市の観光地を訪れた際に路線バスにカメラを忘れ、翌日に警察に届け出た。この日は帰国当日で、バス会社から警察に「カメラが見つかった」と連絡があった時点では、すでに桃園空港に向かっていた。折よく休暇で海外に行く予定の警察官が急きょタクシーでバス会社に向かい、カメラを受け取った上で空港に急行し、搭乗口前で女性に受け渡したという。
同分局は、外国人観光客に「台湾の警察の温かさと優しさを感じてもらえただろう」とした。
(編集:田中宏樹)