(台北中央社)国際通貨基金(IMF)は12日、最新の世界経済見通しを公表し、2026年の台湾の実質成長率を10.7%と予想した。アジア太平洋地域では最高。今年4月時点から5.5ポイント上方修正した。国家発展委員会は13日、台湾の経済成長のエネルギーが国際的に評価されたとし、今後も産業の飛躍や転換を推進し、AI(人工知能)産業によるボーナスをさまざまな産業に拡散させていく方針を示した。
世界全体の成長率は3.1%と予想した。アジアの先進国・地域は日本が0.7%、韓国が3.3%、シンガポールが5.0%、香港が3.8%とした。
IMFは台湾の26年の消費者物価指数(CPI)の上昇率は0.5ポイント上方修正の2.0%、失業率は4月見通しと同じ3.4%と予想した。
報告では、AIサプライチェーン(供給網)の上流で先端半導体を大規模に生産できるのは台湾と韓国のみで、この二つの経済圏で世界のAI関連コンピューティング・ハードウエアの純貿易額の62%を占めていると指摘。東アジアの一部の資源輸出国やその他の製造業ハブにも波及効果が及ぶ可能性があるとの見通しを示した。
米半導体産業協会のエマ・ラファエロフ世界政策担当部長は中央社に対し、AI市場のパイの拡大に楽観的な見方を示した上で、AI市場をいかに質高く拡大させていくかに注目する必要があると指摘。そのためには米国や台湾、その他の国が緊密に連携することが必要だと強調した。
