アプリで読む
ダウンロード

中国が民進党台北市長選候補の父親の会社に制裁 大陸委「選挙への妨害」/台湾

2026/10/15 13:11
大陸委員会のロゴ(資料)
大陸委員会のロゴ(資料)

(北京、台北中央社)台湾で対中政策を担う大陸委員会は14日、中国が11月の台北市長選に立候補した民進党候補、沈伯洋(しんはくよう)氏の父親が経営する会社に対する懲戒の実施を発表したことを受け、「民主的選挙に干渉する悪質な行為」だと批判した。

中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華報道官は14日の定例記者会見で、沈氏の父親が経営するVWAY社への懲戒の実施を決めたと発表した。昨年6月にも、沈氏の父親が経営する別の会社が中国による制裁を受けていた。北京寄りの姿勢で知られる香港紙「文匯報」は13日、沈氏の父親が昨年6月の制裁後も引き続き、別の会社を通じて中国大陸で利益を得ていると報じた。

陳報道官は、沈氏が「『反中・抗中』を掲げて両岸(台湾と中国)の交流や協力を阻害する一方で、親族と共に中国大陸から経済的利益を得ようとしている」と指摘。「『頑固な台湾独立分子』の関連企業が大陸で利益を得ることを絶対に許さない」と主張した。VWAY社に対し、大陸の組織や企業、個人との一切の取引や交流の禁止といった必要な措置を取るとしている。沈氏は24年10月に「頑固な台湾独立分子」のリストに加えられた。

大陸委員会は、先に香港メディアに記事を掲載し、国台弁が制裁を発表するというやり方は、昨年とほぼ同じだと指摘。選挙戦期間中に、中国共産党が特定の世論操作に合わせ、特定の陣営と候補者にレッテルを張り、経済的威圧を仕掛けたとし、「これは明らかに台湾社会への脅迫であり、民主的選挙への妨害を図る悪質な行為だ」と非難した。

沈氏は14日、取材に対し、家族がこれまでエクアドルと取引を行ってきたにもかかわらず、中国で商売しているかのように言われているとし、過去にも繰り返し事実関係を否定してきたと主張。今回の件については、古いデマが蒸し返されただけだとし、人々は自然と見抜くだろうと述べた。

(呂佳蓉、李雅雯/編集:名切千絵)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
26