(台北中央社)中華民国国慶日(国家の日)の10日、台北市の総統府前広場で祝賀式典が開かれた。今年は防災や全社会防衛強靭(きょうじん)性強化の要素が取り入れられ、災害救助任務に当たる内政部(内務省)の空中勤務総隊のヘリコプターが低空飛行し、負傷者を救助するデモンストレーションを披露した。
首都の中枢機関の防衛や急襲への対応を担う国軍憲兵指揮部快速反応連隊が大型バイクの隊列を組み、巧みな操縦技術と隊形の変化を見せながらパレードした他、攻撃ヘリAH64E「アパッチ」、AH1W「スーパーコブラ」、対潜哨戒ヘリS70C「シコルスキー」、多目的ヘリUH60M「ブラックホーク」が各3機、北から南へ総統府上空を通過した。続いてP3C哨戒機やC130H輸送機、ミラージュ2000、経国号(IDF)、F16Vなどの戦闘機が総統府上空を通過した。
その後、国立体育大の学生がスポーツ競技と文化、国民運動を組み合わせ、スポーツ選手のトレーニング過程を表現したパフォーマンスを披露。2026年愛知・名古屋アジア大会の選手団や国際大会で好成績を収めたアスリートたちが登場し、沿道の人々に迎えられた。
負傷者を救助するデモンストレーションは、空中勤務総隊と台北市政府消防局が共同で実施した。滑落した登山客の救助を想定し、担架に乗せた負傷者をつり上げてヘリコプターに収容する流れを紹介した。
続いて、日本の超党派議連「日本台湾友好議員連盟」(日台友好議連)と台湾の立法院(国会)議連「台日交流聯誼会」のメンバーが登場。中華民国国旗と日本国旗を持って市民に手を振り、友好をアピールした。
また、国家宇宙センター(国家太空中心、TASA)や海洋委員会、衛生福利部(保健省)、警政署(警察庁)、消防署(消防庁)なども車列を組んだ。海巡署(海上保安庁に相当)は無人機や無人艇などを披露した。
最後には、空軍のアクロバット飛行チーム「サンダータイガース」(雷虎小組)が赤、青、白のスモークを引いて飛行。式典を締めくくった。















