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CTやMRI画像をAIで立体化 保健相「台湾のICT技術と高品質医療の融合」

2026/10/05 16:54
「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」であいさつする石崇良衛生福利部長(保健相)=台北で2026年10月5日、中央社記者謝佳璋撮影
「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」であいさつする石崇良衛生福利部長(保健相)=台北で2026年10月5日、中央社記者謝佳璋撮影

(台北中央社)衛生福利部(保健省)は5日、台北市内でイベントを開き、CT(コンピューター断層撮影法)やMRI(磁気共鳴画像装置)で取得した画像をAI(人工知能)を活用して立体化する国産技術を披露した。イベントに出席した石崇良(せきすうりょう) 衛生福利部長(保健相)は、台湾におけるICT(情報通信技術)と質の高い医療サービスの融合の新たな一例となったと喜びを示した。

この日開かれたのは「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」と題されたイベントで、石氏の他、何志偉(かしい)総統府副秘書長や中華民国と外交関係を結ぶ5カ国の大使らが出席した。

同部と協力した智捷医学科技(スマートメド)によれば、新技術ではAIを活用し、CTやMRIで撮影した平面画像をわずか3~5分で高精細のカラー立体画像に変換できる。260以上の器官や組織の識別、分離が可能で、医師の診断や手術計画の助けになるという。2028年までに台湾全土の医学センター(特定機能病院に相当)29カ所への導入を目指す。

「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」で展示された技術=台北で2026年10月5日、中央社記者謝佳璋撮影
「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」で展示された技術=台北で2026年10月5日、中央社記者謝佳璋撮影

石氏は新技術の開発に携わった同社や台湾大、馬偕紀念医院の研究チームに感謝し、国際的な医療における台湾の認知度と競争力の向上につながるとの考えを示した。また、同技術を使ったシステムはすでに中華民国と国交を持つ国々に贈呈されており、運用方法を学ぶため、これらの国から医療関係者が台湾に派遣されているとも紹介した。

智捷医学科技(スマートメド)の孫継信董事長(会長)=台北で2026年10月5日、中央社記者何秀玲撮影
智捷医学科技(スマートメド)の孫継信董事長(会長)=台北で2026年10月5日、中央社記者何秀玲撮影

スマートメドの孫継信董事長(会長)は、医療用ソフトウエアを手掛ける日本企業「ホロアイズ」の戦略的買収が完了したことも発表。国内に加え、日本市場の開拓も進めていく考えを示した。その上で、衛生福利部の協力の下、台湾の医療テクノロジーが半導体産業に続き、国を支えるもう一つの産業になれればと語った。

「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」では医療現場におけるメタバースの臨床応用の経験も紹介された=台北で2026年10月5日、中央社記者謝佳璋撮影
「国産AI 3D医療画像およびメタバース応用カンファレンス」では医療現場におけるメタバースの臨床応用の経験も紹介された=台北で2026年10月5日、中央社記者謝佳璋撮影

(王揚宇、何秀玲/編集:楊千慧)

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