北部・新北市瑞芳区にある旧瑞三鉱業選炭工場で行われていた第2期修復工事が完了し、9日から一般公開が始まった。かつての石炭運搬ルートをたどることができる他、トロッコを反転させて積み荷の石炭を下ろす「カーダンパー」の構造が復元され、炭鉱業が栄えていた時代の記憶に触れられる。
同工場は2022年に第1期修復工事が完了し、選炭作業への理解が深められるようになっていた。新北市政府観光旅遊局によると、今回の修復の目玉が「カーダンパー」で、修復チームは写真や専門家、実地調査による考証を通じて、原寸大で復元したという。
供用式典に出席した侯友宜(こうゆうぎ)新北市長は、選炭工場は同地の炭鉱業の歴史を伝える重要な証拠で、第2期工事の完了でこれまで分散していた関連施設がつながり、歴史的建造物を見学できるだけでなく、炭鉱業の発展の歩みを知られると語った。
施設内では台湾鉄路(台鉄)から導入した35H1000型ホッパー車を展示している他、レールや関連施設も修復され、石炭運搬の一連の光景を再現した。観光旅遊局は、選炭工場の仕組みを知られるだけでなく、炭鉱業についてより深く理解できるとしている。

