(台北中央社)先月25日から28日まで4連休だった台湾で、同24日から29日までの台湾高速鉄道(高鉄)の利用者数が延べ約179万人に達したことが分かった。陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)は同30日、混雑により不快な思いをした乗客に陳謝するとともに、今後は連休のピーク時など一定の条件の下で、自由席の乗車人数を制限する方針を示した。具体的な制限人数や実施時期については、評価に時間が必要だとして明言を避けた。
連休期間中やその前後の高鉄駅は、帰省客や行楽客で混雑した。24日には延べ34万7970人が高鉄を利用し、1日当たりとして過去最多を記録した。連休最終日の28日にも延べ34万7963人が利用した。これを受け、視察先で報道陣の取材に応じた陳部長は、不快な思いをした乗客や輸送に携わりプレッシャーを感じた第一線の職員に対して陳謝した。
また、高鉄の現在の輸送量はすでに限界に達しているとした上で、輸送力だけでなく、乗客が重視する快適性にも配慮する必要があると指摘。高鉄に対し、輸送のピーク時、特に連休の際には、自由席の利用者数を厳格に管理し、他の交通機関への分散を図るよう検討を求めたと語った。
さらに、高鉄への依存が徐々に高まり、利用者も高鉄を好んで利用する傾向があるとした一方、台湾鉄路(台鉄)の新型特急、EMU3000型電車は座席に十分な余裕があり、車内も快適なことから、今回の連休では台鉄に高鉄乗客の輸送を支援するよう要請したと説明した。
その結果、隣接する台鉄の新烏日駅と高鉄の台中駅(いずれも中部・台中市)での輸送状況は良好だったとし、高鉄に対して、台鉄と協力パートナーになってほしいと求めたと語った。
24日の混雑は、中秋節前日の平日で、帰省と通勤需要が重なり、極めて大きなピークになったと強調。同様の状況下では高鉄は自由席で受け入れられる人数を検討する必要があり、輸送だけでなく快適性にも配慮し、人流を制御する必要があるとの認識を示した。