(台北中央社)台湾プロ野球・中信ブラザーズは4日、本拠地の台中インターコンチネンタル野球場(中部・台中市)での台鋼ホークス戦を12―1で勝利し、後期優勝を決めた。前期のリーグ最下位から巻き返し、年間王者を決める台湾シリーズの出場権を懸けたプレーオフに駒を進めた。
2024年から、元阪神の平野恵一監督が指揮を執っている。就任1年目は台湾一に輝いたものの、昨年は古久保健二監督(当時)率いる楽天モンキーズに王者の座を受け渡した。チームは今年のスローガンを「奪還」としている。
平野氏は試合後のインタビューで、前期は苦しく、悩んで眠れない日々が続いたと吐露。一方で外出時にファンから声援をもらい「悩んでいる場合ではない」と気持ちの切り替えができたと明かし、声をかけてくれた人たちに感謝していると語った。
この日は後期最後の試合だった。平野氏は「まさか最後の最後の日で優勝が決まるとは思ってもいなかった」とし、優勝が決まってチームカラーの黄色いテープが放たれた瞬間に「奪還」の文字が目の前に浮かんだと話した。
まだ「全然ほっとできない」状態で、台湾一奪還を目指して進んでいるとした上で「今日の12時まではちょっとだけ(喜びを)かみしめていいですか」とちゃめっ気も見せた。
球団史上21回目の半期優勝、19回目の自力優勝、14回目の後期優勝はいずれもリーグ最多記録。平野氏にとっては監督として3度目の半期優勝となった。
17日に始まる台湾シリーズには、前期優勝かつ年間勝率1位の味全ドラゴンズの出場が決まっている。中信は年間勝率が5位だったため、同2位の統一ライオンズと、9日からのプレーオフで出場枠を争う。プレーオフは3勝先取で、中信には1勝のアドバンテージが与えられている。移動日はなく、最大で4日間連続で開催される予定。
