(台北中央社)10月10日の中華民国国慶日(国家の日)の祝賀式典のリハーサルが6日、台北市の総統府前などで行われた。海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は、米国製の軍用規格無人機JUMP20を初めて一般公開した。
今年の祝賀式典には、防災や全社会防衛強靱(きょうじん)性の要素が取り入れられた。国家宇宙センター(国家太空中心、TASA)や海洋委員会、衛生福利部(保健省)、警政署(警察庁)、消防署(消防庁)などが車列を組む。
海巡署の車列では、特殊部隊の海巡特勤隊が突撃艇に乗って先陣を切り、「青い国土」を一寸たりとも譲らない鋼の意志を示した。その後、機動レーダー車と赤外線熱画像車が登場。綿密な監視網を構築して密航や密輸を的確に取り締まる能力を示した。
続いて、「救援先鋒」と名付けられた救援車が無人機と無人艇を組み合わせて登場。車両、航空機、船舶の三つを一体運用して危険な現場に進入し、海域の安全をあらゆる面で守る姿勢を示した。
JUMP20は2022年に海巡署が米国側から供与の同意を得て以降、今回初めて一般公開された。製造元の米エアロバイロンメントのウェブサイトによれば、連続飛行時間は13時間以上、運用範囲は185キロ、機体の全長は2.8メートル、翼幅は5.7メートル。最大離陸重量は97.5キロ。垂直離着陸が可能。
関係筋によると、JUMP20の運用で、海巡署の海域における情報・監視・偵察能力が向上し、早期警戒や海上の不審な目標の識別が可能になる他、船舶の配置や調整、対応が迅速にできるようになるという。