(台北中央社)韓国が電子入国申告書の「直前の出発地」や「次の目的地」の欄で台湾を「CHINA(TAIWAN)」と不当に表記している問題で、韓国政府が両項目の削除を検討していることが3月31日、韓国メディアで報じられた。林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は1日、韓国政府からの説明をすでに受け取ったとし、韓国側の要望に応じて修正に時間的猶予を与える考えを明らかにした。
韓国は少なくとも昨年12月から、電子入国書の「直前の出発地」や「次の目的地」の欄で、台湾の選択肢を「CHINA(TAIWAN)」としている。外交部(外務省)は韓国政府に対し訂正を申し入れ、3月末までに回答するよう求めていた。台湾は対抗措置として先月1日から、台湾に居住する外国人に発行する身分証明書「外僑居留証」(ARC)で、当初は「韓国」としていた箇所の表記を「南韓」に変更した他、期限までに韓国側から回答がなければ、台湾側の電子入国カードでも韓国の表記を「KOREA(SOUTH)」に変更する方針を示していた。
韓国の通信社、聯合ニュースは3月31日、韓国が電子入国申告書から「直前の出発地」や「次の目的地」の項目を削除することを検討していると韓国外交部の当局者の話として報じた。様式の変更は台湾だけでなく、全ての国に適用されるという。
林氏は立法院(国会)外交・国防委員会出席前に報道陣の取材に応じた。
林氏は、韓国側から修正の時間がほしいとの申し出があったとし、台湾側の電子入国カードの調整については先送りすると説明した。修正期限を提示したかについては「(韓国側から)『早急に行う』と伝えられた」と述べた。
林氏は、台湾と韓国間の往来は特に民間交流が非常に多いとし、双方政府が平等と相互尊重の原則にのっとり、両国の交流と協力を積極的に促進することに期待を寄せた。