(東京中央社)経済部(経済省)などによる企業展示会「台湾エキスポジャパン2026」が15日、東京・新宿住友ビルで始まった。17日までの会期中、154社がAI(人工知能)やICT(情報通信技術)関連製品、ドローン、電気自動車(EV)などを展示。技術力を日本に売り込む。
台湾企業の海外進出支援を目的に、2017年に始まった台湾エキスポ。これまで米国やドイツ、インド、ベトナムなど10カ国16都市で開催し、日本で行われるのは23年に続き2回目となった。
日本でスマートシティー構想の推進やサプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化、ドローン産業の発展が進む中、台湾企業は同展を通じ自社技術をアピール。日本企業や政府機関との連携を通じ、スマートモビリティーやAI技術などで商機拡大の機会を探る。
ドローン産業は同展における重点産業の一つで、其昜先進科技 (アハマニ・アドバンスト)は「100%台湾製」を掲げる。創業者で董事長(会長)の龔子琪氏は、 ソフトウエアやハードウエアから、機体内部の電子部品に至るまで台湾のサプライチェーンを主体とし、中国製の部品は採用していないと説明。完全に自立したサプライチェーンを構築することで、製品の安全性と供給の安定性の向上を目指していると話した。
また、近年は世界的にサプライチェーンの強靱化への関心が高まっており、日本もサプライチェーンの自立化を積極的に進めている重要市場だと指摘。すでに多くの日本企業から協業の打診を受けていると明かし、ドローンや関連分野での連携を進めたいとの考えを示した。
初参加となった電機大手の鴻海(ホンハイ)精密工業はEVを展示。日本向けに設計した右ハンドル仕様の「モデルA」は、前席と後部座席の間にあるセンターピラー(柱)をなくし、乗降性を向上させた。
