(台北中央社)卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は16日、中国・福建省に近い離島・金門県金湖鎮の海岸で見つかった豚の死骸から、アフリカ豚熱(ASF)の陽性反応が確認されたと発表した。感染拡大防止のため、金門で生産された豚肉と加工品の県外への搬出を1週間中止するとしている。
卓院長はフェイスブックを更新し、問題の豚の死骸は14日に見つかったと説明。検体を採取した上で、死骸を焼却処分し、現場の消毒作業を行ったという。
海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)に対し、密輸の防止に向けたパトロールの強化を、農業部(農業省)動植物防疫検疫署高雄分署に対しては、金門での水際対策の強化をそれぞれ指示したと明らかにした。
また金門県動植物防疫所は、豚の死骸が見つかった現場から半径10キロ以内にある養豚場計25カ所の立ち入り検査をし、飼育されている豚はいずれも健康状態に問題はなかったとした。
卓院長は、アフリカ豚熱対策について、台湾にいかなる抜け穴もあってはならないと強調。政府の部会(省庁)横断チームは、発見から検査、規制措置に至るまでのあらゆる段階で、高い効率性と情報の透明性を維持しながら全面的かつ厳重に警戒し、台湾産豚肉の安全確保に全力を尽くすとした。