(台北中央社)第2野党・民衆党の黄国昌(こうこくしょう)主席(党首)は訪日初日の25日、東京都の自民党本部を訪問した。超党派議員連盟「日華議員懇談会」の会長で自民党選挙対策委員長の古屋圭司氏の招きで総裁室に入り、高市早苗総裁の机を囲んで記念撮影も行った。
弁護士出身の黄氏は党青年団を率いて、4日間の日程で訪日している。この日は東京高等裁判所を見学した後、自民党本部を訪れた。
民衆党の報道資料によれば、黄氏は、台日間における国会外交や党派を超えた友好関係の構築はいずれも重要だとし、自民党の長期的な友好姿勢に感謝を伝えた。また日本の連立政権について関心を示し、日本の政党は競争しつつ協力もできており、台湾は参考にできるとの考えを示した。
古屋氏は家族と台湾の深いつながりについて話し、自身が台湾を支持していると言及。2019年に結成された民衆党は若い政党だが、長い歴史を持つ政党になれると期待を寄せた上で、良い理念や哲学があれば、政党は大きな困難を克服できるとアドバイスしたという。
黄氏らは自民党で台湾との交流を担う青年局の平沼正二郎局長とも面会した。