(台南中央社)南部・台南市内で進められている鉄道の地下化工事で、著しく腐食した金属の物体が大量に出土し、専門家による分析で、大砲の砲身、鉄砲の銃身、砲弾、かぶとなどの武器や防具だったことが分かった。清朝時代に火薬庫から運び出され、その後地中に埋もれたものとみられる。
台南市政府文化局が9日に発表した報道資料によると、物体は台南駅の東側や北側に位置する工事現場で見つかった。長年地中に埋まっていたため酸化が進み、本来はばらばらだった金属が互いに付着し、塊状になっていたという。
1875年に作成された地図によれば、物体が出土した場所は清朝時代の大北門付近に当たり、近くには火薬庫があったとされる。また同年に当時の官僚だった沈葆楨が記した資料には、武器の保管のため、「火薬局」を設置したことが記録されている。
文化局は、この火薬庫と火薬局は同一の施設だと判断できるとし、軍隊が物資を受け取りやすくするため、ここから大北門付近に運び出されたものではないかとみている。
文化局の黄雅玲局長は、台南は比較的早い時期から発展した都市で、多くの歴史的文物や先史時代の遺跡が地中に埋まっている可能性があると指摘。工事前の文化資産調査と施工中の監督を徹底する必要があると語った。
