(連江中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は8日、離島・馬祖沖で昨年10月に海底ケーブルを損壊した漁船の中国人船長の男を強制退去処分にしたと発表した。男は同日午前、同署や内政部移民署(入管に相当)の立ち会いの下、馬祖の港から出境した。
男は福建連江地方法院(地裁)から懲役3カ月、または罰金を言い渡されていた。判決書によれば、地裁は男が海底ケーブルを不注意で傷つけたと認定。取り調べの過程で罪を認め、海底ケーブルの事業者である中華電信と和解に達していることなどが考慮された。
福建連江地方検察署(地検)によると、男は罰金の納付を済ませた。
台湾では、昨年2月、乗組員全員が中国人の貨物船が南部・台南沖で海底ケーブルを切断。海巡署はこのケースについて、「捜査の結果、船長が故意にわが国の海底ケーブルを破壊したことが確認された」と言及。この船長には懲役3年の判決が下され、すでに収監されている。
海巡署は、台湾は民主的法治国家であり、司法機関は科学的証拠に基づき公正、客観的に事実認定を行っているとし、「故意は故意、事故は事故」として厳正に判断する原則を貫いていると説明。海底ケーブルは台湾の重要なインフラだとした上で、今後も検察などの機関と密接に連携し、切断事件を厳しく取り締まっていくと強調した。