太平洋に面する東部・台東県にはこのほど、子どもたちが描いた絵を飾った公共トイレが登場した。一部の利用者からは、これまでのイメージを覆し、「まるで芸術の空間に入ったようで、急いで離れようとは思わなくなった」と評価する声が聞かれた。
同県環境保護局は公共空間の品質の向上や日常生活に対する美意識の深化などを図り、「公共トイレのギャラリー化」プロジェクトを推進。初回の展示エリアとして石油元売り大手、台湾中油の卑南郷に位置するガソリンスタンド「初鹿加油站」内の公共トイレが選ばれた。
同局環境稽査科の林士銘科長によれば、絵を手掛けたのは美術科を重点的に学習する地元の小学生たち。教師の指導の下、木の板に台東の自然景観を象徴する砂浜や海、海岸線をテーマに制作した。
制作に携わった子どもたちは、自身が手掛けた作品が公共トイレで展示されているのを目にして「非常に達成感がある。利用者により楽しい気持ちになってもらえれば」と話した。
同局は、初鹿を通りかかった際、足を止めて小さな芸術家たちの作品を鑑賞し、台東ならではの美意識ある生活を体験してほしいと呼びかけた。