中国・福建省に近い離島の金門に絶滅危惧種のクサガメへの注意を喚起する道路標識が登場した。金門県政府が昨年末に設置したもので、野生動物の保護を訴えている。
クサガメは台湾全土では金門だけで生息が確認されている。道路を横断中の個体が車両にひかれて死なないよう、県は目撃件数の多い6カ所に標識を設置した。
金門では以前、ペットとして飼われていて捨てられたり、逃げ出したりした外来種のミシシッピアカミミガメやハナガメが大量繁殖し、問題となっていた。農業部(農業省)林業・自然保育署や県政府と協力して外来種のカメの駆除活動を行う動物保護団体「再生魚坊」の代表者、陳光耀さんは取材に対し、クサガメの生息地が奪われる他、種間交雑が進む恐れがあると指摘する。
再生魚坊では2018年から毎年500匹以上の外来種のカメを駆除し、最近では効果が表れていると強調。協力して貴重な在来の生態系を守るよう呼びかけた。


