(台北中央社)台湾で使われている手話を学びたい生徒たちのニーズに応じるため、教育部(教育省)は2022年から台湾手話の遠隔教育の推進に力を入れてきた。同部によれば、2025年までに台湾全土で400校以上、3000人近くの児童・生徒が受講した。
同部が5日、報道資料で明らかにした。
台湾では2019年、国家言語の使用の権利を保障する「国家言語発展法」が施行された。同法では、台湾固有の各エスニックグループの自然言語に加え、台湾手話も国家言語として定められ、22年、同部指定のカリキュラムに盛り込まれた。
地理的要素などで、対面で教える手話教師が見つからない高校以下の学校のために、同部はオンライン授業を実施。昨年10月には、生徒らの学習効果を高めようと、聴覚障害を持つ手話教師による全手話での授業が新設され、すでに34クラスが開かれている。
同部国民・就学前教育署は、台湾手話は聴覚障害者にとってのコミュニケーション手段にとどまらず、尊重すべき国家言語でもあると言及。カリキュラムの推進を通じて、言語の多様性と権利平等の価値、さらにはろう文化に対し理解を深めてもらえればと期待した。