26日から27日にかけて大陸からの寒気団が強まり、台湾各地の高山で降雪や積雪が観測された。
中央気象局は、28日は北部と東台湾では降雨の恐れがあるものの、最高気温は台北や北東部の宜蘭で20度前後、中部や南部では25度前後まで上がる他、29日には各地で22~26度前後になると予報。ただ30日からは北東からの季節風が強まり、来年1月3日ごろまで北部や北東部でところにより一時雨の天気が続くとしている。
▽台東県嘉明湖
標高3310メートル地点にある東部・台東県嘉明湖とその周辺の山では26日正午過ぎから雪が降った。山小屋やキャンプ地では一面の銀世界が広がった。
▽台中市・苗栗県雪山
中部・台中市と苗栗県にまたがる雪山(標高3886メートル)でも26日早朝から雪が降り、少なくとも4センチ積もった。雪覇国家公園管理処では登山客に対し、十分な装備と防寒着の携帯を用意するよう呼びかけた。
▽南投県玉山北峰
中部・南投県の玉山北峰(標高3858メートル)でも26日から27日にかけて断続的に雪が降った。27日には玉山気象台で同日としては台湾で最も低い最低気温氷点下5.3度を観測した。
▽南投県・花蓮県合歓山
南投県と東部・花蓮県にまたがる合歓山(標高3422メートル)では27日、9センチの積雪を観測した。周辺道路で除雪車が出動した他、チェーン規制が実施された。
(編集:齊藤啓介)






