(台北中央社)台湾を訪問した日本維新の会の石平参院議員は9日、台北市内で開かれたシンポジウムで講演し、日本と台湾は連携を強めて中国の威圧行為に対処すべきだと語った。
シンポジウムは両岸(台湾と中国)関係をテーマに、インド太平洋戦略シンクタンクが主催した。
石氏は、中国に対してはいかなる幻想も抱いてはならないと主張。「50年不変」としていた香港の一国二制度が形骸化したことを例に挙げた。
台日の連携については、日本政府は制限やタブーを恐れずに乗り越え、台湾と経済や文化、国防分野で幅広い協力を続け、理念を共有する国家と団結して共に平和や民主主義、自由を守るべきだと語った。
講演前に報道陣の取材に応じた石氏は、日台は全面的に関係を深めるべきだとし、政治での正式な交流や国防分野での効果的な協力が可能だと強調。国会議員の一人として尽力すると意欲を示した。
また与党・民進党の沈伯洋(しんはくよう)立法委員(国会議員)の講演時には、中国との統一を主張するミニ政党「新党」の游智彬副秘書長が、「漢奸」(裏切者)と書かれたプラカードを掲げ、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)を巡る議論を求めて騒いだが、関係者らによって取り押さえられた。
石氏は講演後、民主主義社会ではあらゆる議題を話し合えるとしつつも、游氏の議論の求め方は間違っていたと指摘。自身を「裏切者」としたことについても、民主的なやり方ではなく、話し合う方法でもないと苦言を呈した。
