世新大学とテレビ局「民間全民電視」(民視)は2012年より、国家科学・技術委員会の助成のもと、科学知識を広く伝えるプラットフォームの構築を使命として、科学普及番組『科学再発見』を立ち上げた。同番組は民視新聞台(ニュースチャンネル)および民視台湾台で放送されているほか、YouTubeやFacebook、Instagramなどのプラットフォームでも、質の高い科学教育映像を発信している。科学普及・発信の成果を全面的に示し、全国民に向けた科学普及を進めることで、国内の視聴者から最も支持される科学番組となっている。
民視ニュースの『科学再発見』は、国家科学・技術委員会との協力を通じて、台湾の良質な科学コンテンツを幅広く取り上げて放送しており、視聴率も年々上昇している。そのため制作チームは、番組内で扱う科学原理をわかりやすく解説することを目的に、アニメーション制作にも多大な労力を注いできた。そうしたチームの努力は高く評価されており、『科学再発見』で放送された内容は、テレビ番組を対象にした賞「金鐘獎」にノミネートされ、受賞に至る可能性も高い。
世新大学と民視が共同で制作・放送する『科学再発見』について、世新大学の陳清河学長は、双方の強い連携のもと、科学者とメディア関係者が結びつき、この10年余り、テレビで質の高い番組を放送してきただけでなく、時代の変化にも歩調を合わせ、オンラインとオフラインの資源を統合しながら、キャンパスやSNS、ラジオ、産業界などの分野に深く入り込み、科学の普及を着実に深めてきたと述べた。
陳清河学長はさらに、2012年に世新大学の「台湾科学普及計画オフィス」が設立され、これに科学伝播学会の取り組みも加わったと説明。こうした体制のもと、この十数年にわたり民視の『科学再発見』を通じて、人々の日常生活の場面を題材に抽象的な科学理論をわかりやすく解説し、生活の中にある科学の知識へと人々を導いてきたと述べた。取り上げてきたテーマは、気象や感染症、ドローン(無人機)、昆虫など多岐にわたり、その積み重ねは着実に実を結び、「誰もが科学に親しみ、どこにでも科学があり、毎日科学に触れられる」というビジョンの実現につながっていると語った。
また、番組が今後さらに多様化し、それぞれの視聴者層の関心に配慮しながら、より多くの人の参加と視聴を引きつけ、段階的に世界へと歩みを進め、国際交流を通じて台湾の科学技術普及の影響力を発信していくことに期待を示した。
10年以上の地道な歩みを経て、『科学再発見』制作チームは今後、マルチメディアのデジタル時代に向き合い、番組を全面的に刷新・高度化していく方針である。
「オンラインでの放送・普及」については、テレビにおける定時・定チャンネル放送の運営に引き続き力を注ぐとともに、専用のOTT(Over-the-top media services)チャンネルも新設し、インターネットを通じて視聴者に直接オンラインのストリーミング映像サービスを提供する。これにより、国家科学・技術委員会の良質な科学普及映像を24時間途切れることなく放送し、新しいメディアとテレビメディアの「1+1が2を上回る」相乗効果を発揮していく。
また、「オフラインでの広報・普及活動」では、科学普及のキャンパスイベントを企画して学生との交流を図り、科学普及人材を育成するとともに、国際フォーラムや科学映像交流イベントを継続的に開催し、学界と業界をつなぐ分野横断的な交流を促進していく。
『科学再発見』チームは今後も初心を忘れず、国家の科学普及計画に積極的に参加し、心を込めて発信し、意欲的に取り組みながら、科学普及に携わる人々が力を合わせて卓越を目指し、国民全体が科学に親しむ新時代を切り開いていくことを目指している。
文・画像:民視提供


