(台北中央社)台湾で量販店・スーパー「カルフール」(家楽福)を運営する統一グループ傘下の康達盛通は30日、量販店を「万家福」(PROSPERiTY PLAZA)、スーパーを「樂家康」(Uni-PROSPERiTY)に名称変更すると発表した。7月1日から新名称に切り替える。
統一グループ傘下の食品大手、統一企業は1987年に仏カルフールとの合弁で台湾カルフールを設立。2022年、仏カルフールが株式売却の意向を示したことから株式譲渡契約を結び、23年に統一企業とコンビニ大手、統一超商(台湾セブン-イレブン)による株式の取得が完了した。台湾カルフールは今年3月に「康達盛通」に社名変更していた。
台湾の量販店業界では近年、統合と名称変更が相次いでいる。22年にはスーパー最大手のPXマート(全聯福利中心)が量販店「RTマート」(大潤発)を買収。25年にブランド統合を完了させ、「RTマート」は「メガPXマート」(大全聯)になった。
業界関係者は、台湾の量販店業界で外資ブランドは会員制の米コストコだけになり、「万家福」と「メガPXマート」、遠東グループの「a.マート」(愛買)の台湾資本ブランドとコストコが拮抗(きっこう)する新たな競争の局面を迎えたと指摘する。
康達盛通は昨年、量販店4店舗を閉店。台北市中心部のa.マート忠孝店も昨年9月に営業を終えた。同じく台北市中心部の「メガPXマート」中崙店は長年の赤字を背景に、今年9月に閉店する。
一方で、コストコは出店を拡大。来月3日には台湾1号店の高雄店(南部・高雄市)を台湾最大の店舗として移転オープンさせる。中部・台中市によれば、すでに2店舗を出店する台中で店舗を増やす計画も進められている。