(台北中央社)第28回台北映画祭が26日、台北市内で開幕した。お笑い芸人の渡辺直美が出演する台湾ホラーコメディー映画「怎麼可能我家的祖先是你家的鬼」(Oh My Ghost! Oh My God!、仮訳:うちの先祖が君の家のおばけだなんて)が開幕作として上映され、約1000人の観客を笑いと感動に包んだ。特別出演した歌手で俳優のビビアン・スー(徐若瑄)も記者会見と舞台あいさつに登壇し、同作の出演は「祖先の計らい」と語った。
上映前の記者会見と上映後の舞台あいさつには、ビビアンの他、監督・脚本を手がけ、自らも出演するソーダ(蘇達、Ta Su)や主要キャストのリウ・イーハオ(劉以豪)、エスター・ホアン(黄瀞怡、小薫)、サキヌ(撒基努)が出席した。
同作は、渡辺演じる国際的スター・ジュリエットが、両親の思い出の地である台湾の山奥にある湖を訪れようとするところから始まる。道中で台湾原住民(先住民)族タイヤル族の祖先の霊やおばけと遭遇し、仲間と共に驚きに満ちた奇想天外な旅を繰り広げる。
同作で、タイヤル族のシャーマンのおばあさんを演じたビビアン。自身の母親がシャーマンの後継者であることに触れ、オファーを受けた時は「先祖の霊の計らい」だと感じたと話した。撮影は3日間だったが、役作りのために2カ月近く費やし、タイヤル語を学んだと明かし、「いままでゲスト出演した中で、準備にいちばん時間をかけた作品になった」と笑った。
ソーダ監督は舞台あいさつで渡辺について「NGがいちばん少なかった。コメディーの間合いもいちばん安定していた」と称賛した。
台湾では9月初旬公開。関係者によれば、日本での公開は未定だという。
台北映画祭は来月11日まで、台北市の台北市中山堂、光点華山電影館、誠品電影院で開かれる。
(名切千絵)