(台北中央社)米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)は27日、台北市内で社員総会に出席し、参加した蔣万安(しょうばんあん)台北市長に対して「人間にご飯が必要なように、人工知能(AI)には電力が必要だ」として電力の増強を求めた。
フアン氏は、台湾は今まさに急成長しているところだと指摘。エヌビディアの4~5年前の対台湾投資額は年間100億~150億米ドル(約1兆6000億~2兆4000億円)だったが、今では1000億~1500億ドル(約16兆~24兆円)にまで達しており、驚異的な台湾のエコシステムを後押ししていると語った。
また、電力の必要性はあらゆる産業革命が直面する課題であり「産業革命に関わり共に成長したいのであれば、エネルギーが必要だ」と言及。エネルギー供給の拡大は台湾のGDP(国内総生産)にとって極めて重要だと述べた。
会合はエヌビディアの台湾本社建設予定地で行われた。フアン氏は完成予想図を公開し、エヌビディアは全ての人に信頼してもらえる透明な会社になる必要があるため、透明なデザインを採用したと紹介した。今年末に着工し、2030年の供用開始を予定しているとした。
フアン氏は23日から出身地でもある台湾に滞在している。6月1日にはエヌビディア主催のイベント「GTC Taipei」で講演を行う予定。