(台北中央社)経済部(経済省)中小・スタートアップ企業署が9月30日に発表した「2026年台湾スタートアップ投資トレンド年報」で、昨年の台湾のスタートアップ投資規模は27億7400万米ドル(約4390億円)に上り、人工知能(AI)や半導体分野への投資がいずれも過去最高を記録したことが分かった。
統計によれば、昨年の取引件数は555件で、1件当たりの取引額は平均500万ドル(約8億円)前後だった。産業別では特にAIや半導体分野への投資が突出しており、AI分野への投資は前年比約8割増の5億6900万ドル(約900億円)、半導体分野への投資は同7割超増の4億4200万ドル(約700億円)に上った。同署は、世界的なAI計算能力への需要と先端製造の発展が両分野への資金流入を後押ししたと分析している。
また、半導体分野のスタートアップ投資はシリコンフォトニクスやサイバーセキュリティー、先端パッケージング、電子設計自動化(EDA)などの最先端技術分野に及んでおり、同署は、世界の重要サプライチェーン(供給網)における台湾の技術発展と産業強靱(きょうじん)性を示しているとした。
この他の産業では、主に健康医療やバイオテクノロジー、エネルギー、ハードウエア、工業製造の分野に投資が集まった。
同署はこの日、同年報の発表会を開き、ベンチャーキャピタルやエンゼル投資家、スタートアップチーム、産学研の専門家ら300人以上が出席した。