(東京中央社)旅行フェア「ツーリズムEXPO(エキスポ)ジャパン」が24日、東京ビッグサイトで始まった。交通部観光署(観光庁)や台湾観光協会は、旅行会社やホテル、航空会社、地方自治体の関係者ら約100人からなる代表団を率いて台湾パビリオンを設置。「24時間楽しめる」をテーマに鉄道、アウトドア、文化、サステナブルツアーなど多彩な台湾観光をPRしている。26、27両日には一般公開される。
台湾パビリオンのメインステージで行われた開幕式には、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(大使に相当)や台湾観光協会東京事務所の王紹旬所長、日本旅行業協会(JATA)の酒井淳副会長らが出席した。
王所長は、旅行者のニーズが大きく変化する中で、台湾はディープな観光体験とテーマ型観光を柱に、これまでとは異なる楽しみ方を提案していると説明。抽選に参加すると5000台湾元(約2万5000円)相当の消費金を受け取れるチャンスのある台湾リピーター向けのキャンペーン「台湾再訪、福が倍増!」を10月から実施するとし、インパクトのある特典を通じてさらなる旅行需要の創出を図ると語った。
また、日本の旅行業界に向けては、今回のパビリオンを連携強化の機会とし、台湾の幅広い魅力を生かした旅行商品の企画・開発や情報発信をさらに進め、日本人旅行者の訪台需要を喚起し、日本における台湾観光のさらなる市場拡大につなげていきたいと語った。
李代表は、台日観光交流人口は2025年に延べ824万人を超えたと紹介。観光は単なる人の往来ではなく、文化や食、人と人との触れ合いを通じて相互理解と信頼を深める大切なきっかけになると強調した。
その上で、台湾には人気観光地の九份やスカイランタン(天灯)上げで有名な十分(いずれも北部・新北市)以外に、中部や南部、東部の豊かな自然や原住民(先住民)族文化や台湾茶などの文化、食、人々の温かさなどの魅力にあふれた価値のある場所があるとし、台湾パビリオンを訪れて、これまでとは違った台湾の魅力を発見し、体感してもらいたいと述べた。
JATAの酒井副会長は、「台湾は最も身近な存在で行くたびに新しい発見があり、国際観光交流においても大切なパートナーである」とし、日本人の訪台旅行需要のさらなる喚起に向けた期待を示した。
▽大手旅行会社、日本での事業拡大へ
大手旅行会社、ライオントラベル(雄獅旅遊)は日本の旅行フェアに初めて独立ブースを設けて出展した。同社グループとしても海外での旅行フェア出展は初めて。台湾で運営する観光列車や世界各地のバスツアーなどを紹介している。
同社日本法人の李春霖社長は、海外市場に向けて国際展開を示すことが出展の目的だと説明。今後は台湾人旅行者向けのサービスにとどまらず、他国でも事業を展開する考えを示した。
日本事業は台湾からだけでなく、世界各地からの訪日旅行者のニーズに応える他、日本在住者が海外旅行をする際の航空券や関連サービスの提供にも拡大する方針で、日本を旅行目的地にすると同時に海外への送客市場と位置付け、「イン・アウトバウンド」型の事業モデルを構築したいと語った。
また、エバー(長栄)航空は、旅行への期待感を体感してもらうことをテーマに、大型曲面ディスプレーや特殊照明、送風装置などを通じて、世界16都市の風景を視覚と体全体で楽しめるコンテンツを提供している。

