(パリ中央社)台湾と欧州の文化交流に卓越した貢献をした団体や個人を表彰する「台仏文化賞」の授賞式が現地時間14日夜、フランス・パリのアカデミー・フランセーズで開かれた。出席した李遠(りえん)文化部長(文化相)は「自由とヒューマニズムの精神は台湾が国際社会と共有する中核的価値だ」と述べた。
台仏文化賞は台仏文化基金会が1996年に創設した賞で、今回で29回目を迎えた。今年は淡江大学仏文学科の呉錫徳名誉教授とパリ・ソルボンヌ大学歴史学科のビクトル・ルゾン准教授が受賞した。呉氏は40年近くにわたり教鞭を執り、フランス語教育や翻訳、仏文学、思想の普及に尽力。ルゾン氏は台湾史の講座をソルボンヌ大に開設し、台湾研究成果の翻訳と発信を促進した。
李氏は、フランスの作家で初代文化大臣を務めたアンドレ・マルローの名言「芸術とは、人と人とをつなぐ最短の道である」を引き合いに出し、「芸術とは、台湾と世界をつなぐ最短の道」だと言及。同賞は単なる栄誉ではなく、世代を超えた文化的約束だとし、賞によって台湾とフランスは芸術や知識、文化的価値を通じて互いに距離を縮め、さまざまな世代、分野のクリエーターや研究者、教育者、翻訳者がここで出会ってきたとその意義を強調した。