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中国の調査船、高雄港南西沖を航行 海巡署の巡視艇が出動/台湾

2026/08/28 17:43
中国の調査船を監視する海巡署職員(資料)
中国の調査船を監視する海巡署職員(資料)

(台北中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は27日、中国の海洋調査船「向陽紅3号」が南部・高雄港第1港湾の南西を航行していたとして、巡視艇を出動させ、監視するとともに無線によるアナウンスで警告したと発表した。同船は中国船の未許可での進入を禁じる制限水域には入らず、観測機器を投入・けん引するなどの調査活動も行わなかったとしている。

海巡署によれば、27日正午ごろ、向陽紅3号が高雄港第1港湾の南西約77.6カイリ(約144キロメートル)、制限水域外約46カイリ(約85キロメートル)の海域に現れ、南東方向に航行しているのを確認。巡視艇を出動させ対応に当たったという。

巡視艇は監視中、無線によるアナウンスで、向陽紅3号に対し、台湾側の水域に進入しないよう強く警告した。同船は午後4時ごろ、台湾本島最南端、ガランピ(鵝鑾鼻)の南西約36.7カイリ(約68キロメートル)、制限水域外約6カイリ(約11キロメートル)の海域を南東方向に航行した。

海巡署は、引き続き統合監視・偵察手段を活用して台湾周辺海域における中国船の動向を注視するとともに、海巡署の船艇による予防的対応を実施し、国家主権を守り、海域の安全を確保するとしている。

海巡署提供の情報を基にしたフランスAFP通信の報道によれば、今年7月に台湾本島周辺海域で確認された中国船数は244隻(中国軍艦を除く)。うち約6割は中国海警局の船で、その他は調査船や別の政府機関の船だったという。

(劉建邦/編集:齊藤啓介)

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