(台北中央社)沖縄で開催される野球リーグ、ジャパンウィンターリーグ(JWL)は14日、台湾で初の記者会見を開いた。JWLを運営するジャパンリーグの鷲崎一誠代表は、より多くの好選手が参加し、冬の野球界が盛り上がることに期待を寄せた。
JWLは今年で5回目の開催。11月21日から12月17日まで行われる。記者会見は中琉文化経済協会と共同で開かれ、JWLをPRするとともに、これまでの成果を紹介した。
中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)が主催するアジアウインターリーグと異なり、JWLはけがや実戦経験の少ない選手に機会を与えるとともに、プロ球団に新人育成の場を提供することを目的とする。現役選手向けのアドバンスリーグと、所属先を探す選手が対象のトライアウトリーグを設けている。
鷲崎代表によると、昨年には独立リーグ(現・地域プロ野球リーグ)でプレーした金城朋弥投手がJWLに参加後、スカウトの目に留まり、米大リーグ・トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだという。
また、台湾プロ野球の中信ブラザーズや統一ライオンズもここ2年、JWLに選手を派遣。中信の張仁瑋、黄鈞麟、統一の林泓弦、張皓崴各選手が参加し、徐々に主力メンバーになっている。鷲崎代表は、今年も統一の選手が参加することを明かした上で、より多くの選手の申し込みを呼びかけた。
過去4年間では437人の選手が参加し、8カ国・地域から50球団のスカウトが視察に訪れた。りゅうぎん総合研究所の試算によれば、昨年はJWLの開催で沖縄県に約6億3000万円の経済効果があったという。
JWLは選手やコーチ、トレーナー、データアナリスト、実況アナウンサー、通訳などさまざまな職種の実務を経験する場を提供している他、鷲崎代表は国立体育大(北部・桃園市)と協力し、台湾の学生がスポーツ産業の現場で働く経験を得られるよう取り組んでいる。
さらに、政府系研究機関の工業技術研究院(工研院)と協力し、台湾で開発されたトラッキングシステムを導入し、試合中の投球や打球のデータ収集を通じて選手にフィードバックする他、このシステムを日本の産業界に紹介したいとしている。