(台北中央社)第31回釜山国際映画祭の授賞式が15日、韓国・釜山で開かれ、台湾映画「有用な人」(有用的人、To Be Ordinary)のリー・ユンチャン(李芸嬋)監督が最優秀監督賞を受賞した。リー監督は受賞スピーチで「これからも映画を撮り続けます。またすぐに戻ってきます」と語り、審査員に感謝した。
「有用な人」は、交通事故をきっかけに、ある家族がいかにして改めて生活に向き合っていくかを描いた。ヤン・イーチャン(楊一展)らが主演した。台湾映画として唯一、コンペティション部門に選出されていた。
リー監督は20年前に同映画祭に参加した時と同じスカートを身にまとって登壇した。同映画祭が長い年月を経てもなお、自身の作品をコンペティションに選び、高く評価したことに感謝した。また、台湾には家庭をテーマにした名作が数多くあるとし、同作は現代の視点と現在の文化的背景を通じて、家族が生命の無常に向き合う際の人間らしさと寛容性を表現したと紹介した。
李遠(りえん)文化部長(文化相)は、台湾の作品がアジアを代表する同映画祭で受賞したことは、全ての映画従事者が創作活動に励み、専門性を積み重ねてきた栄光の結晶だと喜びを示した。文化部(文化省)として、オリジナル脚本制作や多様な題材の発掘、新人監督の育成などを後押しするさまざまな政策を通じて、台湾の映像産業を引き続き支援していくと述べた。