(台北中央社)台北市立動物園で17日、飼育していたチンパンジー2匹が一時、展示場から脱走するトラブルがあった。チンパンジーは間もなく捕獲され、けが人はいなかった。同動物園は18日、飼育員用通路と屋外活動場を結ぶドアの施錠に不備があり、逃げ出したとの見方を示した。今後、管理上の不備について検証を行うとしている。
同動物園の曹先紹広報担当によると、17日午後4時55分、飼育員がアフリカ動物エリアで飼育していた44歳の「小強」と11歳の「娃智」が飼育員用通路を通って活動場から脱出したのを発見したという。小強と娃智は父子だった。
通路と活動場を結ぶドアには二つの鍵がついていたが、飼育員は一方だけを施錠し、もう一方の鍵をかけていなかったため、チンパンジーがドアに体当たりして通路に入り、裏門の方向へ移動した。裏門は最近工事が行われ、外部の作業員が出入りしていたことから、ドアは閉められていたものの施錠はされておらず、2匹はここから屋外に逃げ出した。
チンパンジーは午後5時40分までに麻酔吹き矢を使って捕獲された後、動物医療センターに運ばれ、いずれも午後8時ごろに目を覚ました。獣医室の鄭秋虹主任は、血液検査の結果、明らかな異常は見られなかったと説明。2匹はすでに獣舎に戻して休んでいるとし、経過と健康状態を引き続き観察するとした。
曹氏は今回のトラブルについて人為的ミスだったとの認識を示し、職員の教育訓練や監督、検査を強化すると強調。特定の動物の世話に比較的適した飼育員については、優先的にチームを組んで対応するとした。
