(嘉義中央社)南部・嘉義県水上郷は17日、熊本県水上村と、友好交流と協力に関する協定を締結した。台湾では日常的に食材として親しまれているサツマイモの葉を双方で栽培する農業技術協力の推進を起点に、産業、文化、教育、観光などへ協力分野を広げ、交流を深める。
水上郷で開かれた式典には、林緗亭郷長と中嶽弘継村長が出席し、協定書に署名した。林郷長は、同名がきっかけに交流が生まれ、今年5月には水上村から訪問団が水上郷を訪れたと語った。
林郷長はサツマイモの葉について、栽培技術のハードルが比較的低く、生命力が強いのに加え、水耕栽培では農薬を使う必要ないと紹介。実践的な農業協力から段階的に経験を積み上げられると期待を寄せた。
また熊本で栽培が成功すれば、台日双方の水上で生産されたサツマイモの葉が熊本の台湾積体電路製造(TSMC)の食堂で食材として提供できる可能性があるとし、日本で働く台湾人にも、食べ慣れたふるさとの味を楽しんでもらえると語った。
締結に立ち会った嘉義県選出の陳冠廷立法委員(国会議員)は、自身が立法院(国会)の外交・国防委員会の召集委員であることに触れ、国家間や議会間の関係は重要だとしつつも、地方自治体同士の交流は最も直接的で誠実な人と人との関係だと語った。
また中嶽村長が地元のコメで造った焼酎を水上郷側に贈呈したことにも言及し、将来は嘉義のコメや農産品、加工品を通じて日本各地とより多くの交流ができることに期待を示した。
