(台北中央社)林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は15日、国民民主党の衆院議員らと面会し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した他、台日間の自由貿易協定(FTA)締結に向けた継続的な支援を呼びかけた。
外交部(外務省)が16日に発表した報道資料によれば、林部長と面会したのは、村岡敏英、許斐亮太郎、臼木秀剛、野村美穂の各議員。台日関係やインド太平洋情勢、双方の協力深化などについて意見交換したという。
林部長は、国民民主党は近年、日本の政界で重要性を増しているとし、今後も各分野での交流と協力を深化させたいと期待を示した。
また、台日はいずれも中国が主張する防衛ラインである第1列島線に位置し、厳しさを増す地域安全保障の挑戦に直面しているとし、より一層連携して対応する必要があると強調。特に、台日が向き合っている中国によるサイバー攻撃や認知戦などのグレーゾーン事態には、関連する安全保障協力や経験の共有を強化すべきだとした。
経済貿易分野では長期にわたって良好な交流が行われ、人の往来や経済面の交流も非常に密接だと指摘。訪台した議員らに対し、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)参加への支持を求めた他、台日間の経済貿易パートナー関係をより深め、インド太平洋地域の平和と安定、繁栄を共同で促進したいと述べた。
村岡氏も、国民民主党は台湾海峡の平和と安定を重視し、台湾と日本の安全は密接に関係していることを明確に認識していると説明。今後も日本政府に台日協力関係の深化を促し、共同でインド太平洋地域の平和と安定を守っていきたいと意欲を示した。
外交部によると、村岡氏らは訪台期間中、外交部や総統諮問機関の国家安全会議、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会、農業部(農業省)、経済団体の中華民国三三企業交流会(三三会)などを訪問するとしている。