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離島・金門で唯一の映画館が閉館へ 地元住民から惜しむ声/台湾

2026/09/16 15:04
10月31日で営業を終了するゴールデン・ライオン・シネマックス(金獅影城)
10月31日で営業を終了するゴールデン・ライオン・シネマックス(金獅影城)

(金門中央社)中国・福建省に近い離島・金門の商業施設、ウインド・ライオン・プラザ(風獅爺商店街)は15日、同施設内の映画館「ゴールデン・ライオン・シネマックス」(金獅影城)について、10月31日で営業を終了すると発表した。金門唯一の映画館が閉館することになり、地元住民からは惜しむ声が上がっている。

同施設は台湾土地開発(台開)グループが運営。映画館は2014年に開業した。閉館は全体的な運営計画の調整を理由としており、施設内の免税店も10月15日で営業を終了するとしている。

台開は金門県政府と50年間の施設運営契約を結んでいたが、金門が両岸(台湾と中国)関係や国内外の情勢による大きな影響を受け、映画館と免税店が巨額の損失を被っていると説明。経営努力を続けてきたものの、当面は環境の改善が見込めないとし、両施設を一時休業することを決めたと明らかにした。

また、不可抗力や除外事由がある場合は契約の履行停止を求めることができるとした上で、残り36年間の契約は継続されていると強調。契約違反の問題はないと主張している。今後環境が改善された場合、株式投資家や運営パートナーと早急に運営を再開する方針で、映画館の設備は適切に保存し、必要時には速やかに最適な状況に戻せるようにするとしている。

地元の人によれば、金門はかつて軍隊が多く駐留し、複数の映画館が軍人と地元住民の娯楽の場になっていた。08年に一度、映画館がゼロになったものの、14年にゴールデン・ライオン・シネマックスとアンバサダーシアター(国賓影城)が相次いで開業して復活。だが、アンバサダーシアターは今年5月4日に営業を終了した。

これまでゴールデン・ライオン・シネマックスで複数回貸し切り上映をしたことのある陳さんは、金門では興行収入を考慮して上映される映画が少なく、貸し切り上映を行っていたと説明。今後は映画を上映する場所がなくなり、金門の人々が映画文化に触れる機会が減ってしまうとし「とても残念なことだ」と悔しがった。

(呉玟嶸/編集:齊藤啓介)

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