台湾原住民(先住民)族が暮らす集落でなじみの深い、ゲットウやチャンチン(香椿)、ラッキョウといった食材などを使った創作グルメコンテストが15日、東部・台東県で開催された。県内各地から出場した10組がおいしさを競った。
コンテストは農業部(農業省)台東区農業改良場が開催した。出場チームはゲットウやチャンチン、ラッキョウ、カラスザンショウなどの植物に原住民族に伝わる食材や集落で栽培した農産品を使い、主食1品、主菜1品、副菜2品、スープ1品、飲料1品を作った。
優勝したのは延平郷のレストラン、ビントゥハンキッチン(尋星厨房)。審査員団は、出場者のレベルと創作力が高く、従来の枠組みから脱していたと指摘。カラスザンショウやアオイゴショウなどの食材で原住民らしい風味を表現していたと評価した。
農業改良場の陳信言場長は、コンテストは料理の腕前を披露するだけでなく、食材や料理、文化と産業をつなげて集落の特色ある商品を生産地側から食卓に届け、付加価値を高めることがより重要だと述べた。また農業と観光資源を組み合わせて農業のレベルアップを促進する上でも活用する方針を示した。
農業改良場は、今回出品された作品をまとめた本を通じて集落で使われている食材の応用体験を紹介し、一般消費者や飲食業者に良質な食材の利用を促した上で市場とのつながりを強化し、農業と観光の双方に利益をもたらす持続可能な発展につなげていくとした。

